歴史の本

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ローマ人の物語 (12) -迷走する帝国

ローマ人の物語 (12) -迷走する帝国


価格:¥ 2,200(税込)
新潮社  (2003-12-13)
/塩野 七生/
単行本 366ページ
新潮社
歴史の本:29924
最後の努力 (ローマ人の物語 13)
ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり
キリストの勝利 ローマ人の物語XIV
ローマ人の物語〈10〉― すべての道はローマに通ず
ローマ人の物語〈9〉― 賢帝の世紀
十数年前に始まったローマ人の物語が遂に大団円を迎えようとしています。その予感を感じさせる内容となっています。塩野七生さんもかなり迷走しながら今まで走ってきたと思います。しかし遂にその行く末が見えた、あるいはその結末を書く覚悟が出来たのではないでしょうか。
ローマ時代というと大掛かりで大層な歴史と敬遠する方が多いと思いますが、これはそのまま日本のこれからのあり方を示していると思います。ここまで走ってこられた塩野さんの脚力(腕力?)に賞賛を送ります。
日本帝国の申し子—高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 1876-1945

日本帝国の申し子—高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 1876-1945


価格:¥ 1,342(税込)
草思社  (2004-01-25)
/カーター・J・エッカート/
単行本 454ページ
草思社
歴史の本:57460
ある朝鮮総督府警察官僚の回想
私が朝鮮半島でしたこと1928年‐1946年
幻想と絶望~漫文漫画で読み解く日本統治時代の京城
朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)
幻の三中井百貨店―朝鮮を席巻した近江商人・百貨店王の興亡
 李氏朝鮮晩年の貴族:両班を中心とした物が、日本の植民地支配に組み込まれ、搾取の道具と化したことは、ブルース、カンミングス「現代朝鮮の歴史」明石書店刊に書かれていますが、典型的な植民地統治で、日本が自慢するような内容ではないと思いますが、資本主義的発展=近代化がすなわち個人の幸福でないことぐらい、今の日本の現状見ればわかりそうなものですが。
 資本主義のゆがみが、日本も韓国も襲っているのだよ!近代化以前の北朝鮮は例外だが。
数量化革命

数量化革命


価格:¥ 2,300(税込)
紀伊国屋書店  (2003-10-29)
/アルフレッド・W・クロスビー/
単行本 352ページ
紀伊国屋書店
歴史の本:163833
知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか
一七世紀科学革命 (ヨーロッパ史入門)
飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで
システムの科学
技術価値評価―R&Dが生み出す経済的価値を予測する
 欧州での中世から近世へと移行するに際し 物事の「数量化」と「視覚化」が大きな役割を果たした点を解明する一冊である。

 既に「数量化」「視覚化」を前提とした現代に生まれた小生ゆえ 「当たり前」であることが 実は「革命」であったという本書は 目からうろこが落ちる思いである。歴史の本を読む楽しさの一つは 自分が持っている常識が いかなる経緯で常識となっていったのかが分かる点であると思っている。

 また 本書の特色としては 数学、音楽、絵画、会計という 現代人から見ると全く異なる世界を 横串で突き刺し それらが誕生した際にあった共通の心性を見事に炙り出している点にある。会計と音楽を貫く時代の精神がかつてあったという点は 「現代会計入門」とかいう本をたまに読まざるを得ない サラリーマンたる小生にしても 一服の清涼感である。音楽を聴くように会計を勉強すればよいのだ。

 仕事に直接関係ない本を読むことは 気分転換になるし 勉強にもなる。しかし それ以上に 特に このような本を読んでいると 日々の仕事に潜んでいる 歴史、人間の「精神」が見えてくることがある。そうなると仕事も馬鹿にできない。仕事の先に見えてくる「精神」。そんなものも信じているのが若干楽観的な小生ではある。


戦国15大合戦の真相―武将たちはどう戦ったか (平凡社新書)

戦国15大合戦の真相―武将たちはどう戦ったか (平凡社新書)


価格:¥ 178(税込)
平凡社  (2003-08-21)
/鈴木 眞哉/
新書 252ページ
平凡社
歴史の本:44222
謎とき日本合戦史―日本人はどう戦ってきたか (講談社現代新書)
刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書)
偽書『武功夜話』の研究 (新書y)
信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤う (新書y)
戦国時代の大誤解 (PHP新書 446)
本書では桶狭間の戦いから大阪冬・夏の陣まで、戦国時代から選ばれた14合戦と、江戸時代初期の島原の乱、それらを合わせて15大合戦と称している。川中島の戦いと島原の乱以外は信長・秀吉・家康の何れかが一方の当事者である合戦が選ばれており、厳島の戦い等は選ばれていない。したがって、本書は戦国時代終盤から江戸時代初期にかけて、合戦の観点から眺めた天下人たちの戦略・戦術の要約ということができるだろう。いかにこれまで通説とされてきたもの(例えば長篠の戦いでの鉄砲三段撃ち対信州騎馬軍団という図式)があやふやな資料や勝者側に都合のよい俗説の流布によって歪められてきたかを知ることができる。本書は同じ著者の「戦国時代の大誤解」と重なる記述が多い。同著では簡単に片付けられていた事項(例えば現実の長篠の合戦に関してわずか4行で攻城戦としか説明されていなかった)が本書では具体的な合戦の様子に関しては地図とともに詳述されている。そして関が原の戦いではあやうく家康が武田勝頼の役を演じさせられる可能性があったことがよくわかった(同時に、石田三成は決して凡将ではなかったことも)。逆に山崎の戦いで天王山の取り合いはなかったということについては合戦以外の項目も数多く取り上げている「戦国時代の大誤解」の方が詳しい。その点、本書は読者に不親切だと思う。

本作は新書で市井の歴史ファン向けには武将たち(姉川の戦いで活躍した高天神衆等、歴史の影に埋もれた人たちにも焦点をあてている)の行動・動機・そして運・不運について真に近い姿を手際よく知ることのできる重宝な本である。しかし、上述の点のように著者等の他の作品にも精通していないとわかりにくい箇所がある点があるのが惜しい。
新選組 (岩波新書)

新選組 (岩波新書)


価格:¥ 180(税込)
岩波書店  (2003-09-20)
/松浦 玲/
新書 243ページ
岩波書店
歴史の本:90200
新選組―「最後の武士」の実像 (中公新書)
新選組紀行 文春新書 (文春新書)
新選組証言録 『史談会速記録』が語る真実 (PHP新書)
新選組の謎―思わず人に話したくなる (中経の文庫 な 2-1)
勝海舟 (中公新書 158 維新前夜の群像 3)
この本は面白いです。他にない切り口でしかも「まとも」です。こう考えたら他の本は「贔屓の引き倒し路線」が多いですからね。特に近藤が「幕府が攘夷を決行する」ことを最上級の命題と考えていて、そこから時代の変遷と共に自分の視野が広がり、自分の考えに変化が生じることとその命題との「調和」に様々な葛藤が見られるのが非常に興味深い。初めから「何が何でも徳川幕府側だ、難しいことは俺にはわからん」という路線でないところが他の書物では切り捨てられている視点で実に新鮮です。まあこの作者くらいの知識と頭脳がないと無理な切り口であるような気がします。この作者の他の作品も読んでみたいと思います。
『忘れられた日本人』を読む (岩波セミナーブックス)

『忘れられた日本人』を読む (岩波セミナーブックス)


価格:¥ 3,800(税込)
岩波書店  (2003-12-17)
/網野 善彦/
単行本(ソフトカバー) 240ページ
岩波書店
歴史の本:163788
宮本常一の写真に読む失われた昭和
宮本常一が見た日本
「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡
炉辺夜話
里の国の中世―常陸・北下総の歴史世界 (平凡社ライブラリー)
宮本さんの『忘れられた日本人』をもとに4回にわたって行なわれた網野さんの講座の記録
第一講 宮本常一との出会い--民俗語彙の再発見
第二講 女の 「世間」
第三講 東日本と西日本
第四講 「百姓」とは何か
あとがき

周防大島(すおうおうしま)出身の宮本さんの言葉として
「島に橋がかかるなどということは夢みたいすばらしいことで考えもしなかった、ところが橋がかかったら島の人間はみな島から出ていきよる」
「進歩とは何なんだろうか、これまで自分は発展と言ってきたけれども、発展とは何なのだろうか、進歩という名のもとにわれわれはじつにたくさんのものを切り捨ててきたのではないか」「切り落とされてきたものの中に非常に大事なものがある」
網野さんの感想として
もののけ姫の中のアジールとしての踏鞴場(たたらば)。そこに登場する包帯を巻いたハンセン病の人などの民俗学的に熟考された作品を評価している。
宮本さんですら、百姓=農民という考え方から完全には抜け出せていなかった。と指摘している。

夜這いや歌垣、女性の一人旅などの記述は日本古来からの自由度を伝えているのであろう。そうして、場所は出せないが今でも夜這いの風習が残っている地域があるという.

ヘレニズムと仏教【第2巻】 (NHKスペシャル文明の道)

ヘレニズムと仏教【第2巻】 (NHKスペシャル文明の道)


価格:¥ 598(税込)
NHK出版  (2003-07-22)
/前田 耕作/ NHK文明の道プロジェクト/ 小谷 仲男/ 土谷 遥子/ 中川 武/ 山本 由美子/ 前田 たつひこ/ 山内 和也/ 村山 和之/
単行本 258ページ
NHK出版
歴史の本:176627
アレクサンドロスの征服と神話 (興亡の世界史)
 『文明の道』が、NHKで特集されてから、また一つ楽しみが増えました。
人類は、どう生きてきて、どう進化し、そしてどこへ行こうとしているのか。私たちは、この地球の中で大昔から相変わらずの争いを続けて生きているが、
いったい真の平和はいつ来るのだろうか。
皆が平和を求めていながら、平和を得ようと戦争する姿は、所詮人間も単なる

動物にしか過ぎないような気もするし、完全なる“和平”というのは、永遠に
来ないものなのかも知れない。
 歴史無くして、現代は無し。現代なくして、未来無し。である。


日本の植民地の真実

日本の植民地の真実


価格:¥ 800(税込)
扶桑社  (2003-10-31)
/黄 文雄/
単行本 478ページ
扶桑社
歴史の本:87912
大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇
満州国は日本の植民地ではなかった (ワックBUNKO)
台湾は日本の植民地ではなかった (WAC BUNKO)
驕れる中国 悪夢の履歴書
中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由―誰も言わない「反日」利権の真相
 日本の植民地については、一般に悪のイメージばかりが先行して、その実態はあまり知られていない。本書はこのような疑問を解くために植民地や植民地主義の真実を書いたものである。著者は台湾生まれではあるが、台湾、朝鮮、満州を植民地にした功罪の功の方に注目し、日本並みの文明開化、殖産興業に心血を注ぎ、並々ならぬ努力をしていたことを重視している。巨視的に見る歴史認識の大切さを訴えている(雅)
飛鳥-歴史と風土を歩く (岩波新書)

飛鳥-歴史と風土を歩く (岩波新書)


価格:¥ 700(税込)
岩波書店  (2003-08-21)
/和田 萃/
新書 246ページ
岩波書店
歴史の本:67244
奈良の寺 ― 世界遺産を歩く (岩波新書)
山辺の道―古墳・氏族・寺社 (古代を考える)
飛鳥 古代への旅 (別冊太陽)
天皇と日本の起源―「飛鳥の大王(おおきみ)」の謎を解く (講談社現代新書)
歴史地図本 古代日本を訪ねる奈良・飛鳥

[歴史パロディ] 英雄よみがえる!<日本編>

[歴史パロディ] 英雄よみがえる!<日本編>


価格:¥ 357(税込)
学生社  (2003-06-11)
/ARISAWA KEN/
単行本 314ページ
学生社
歴史の本:237908
歴史パロディ 英雄よみがえる!!西洋篇
歴史パロディ 英雄よみがえる!!中国篇
学生時代、最初からこれで勉強していたら
もっと歴史が好きになっていたのになあ。

馬鹿馬鹿しくも愛すべきキャラに描かれた、
歴史上の有名人たちがぐっと身近に感じられて
年号を覚えるのに苦労した様々な出来事も、
改めて「何だ、こういう流れだったんだ…」と気がついた。

大人も子供も楽しんで読める良著だと思います。
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